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大阪市立磯路小学校CSR書道教室

2017 11/30

20171130日、大阪市立磯路小学校にてCSR書道教室を実施致しました。

http://swa.city-osaka.ed.jp/weblog/index.php?id=e571181

今回、こちらの小学校での授業は初めてです。


《好きな一字で書のカレンダー作り》

[概要]

習字の学習を基礎に、芸術としての書の心に触れる試みです。

自分の好きな漢字一字を用いて、書のカレンダーを製作します。

子ども一人ひとり専用の資料を制作、配布します。五體字類や書道辞典をもとに、甲骨文字から楷書に至るまでの様々な書体の表したプリントです。そこから好きな書体を選びカレンダーに清書します。

 

[意義・目的]

 普段の小学校や教室の習字の授業ではお手本に合わせていくこと(臨書)を目的としていますが、そこではどうしても上手下手が発生し、書道への苦手意識も芽生えてしまいがちです。

 この授業ではまず、小学生が漢字の成り立ちを視覚的に理解することから始まります。人によって、時代によって字が違う。形も違えば書き順も違うものがある。うまい字にもいろいろある。うまく見えないものにも面白みが感じられる。最初に、このような自由は発想を得ることが大切になります。

 カレンダー作りでは、筆先を潰す(逆筆)、かすれ(飛白)、汚れ(飛沫)なども表現となりうることを楽しみながら体験します。そこから自分なりの「うまい」を発見する喜びが生まれます。普段と違う筆使いを意識することで、筆の特性をより深く理解することができ、それが通常の習字の上達にも還元されます。


[授業前半(講義)]

・漢字進化 楷行草書に至る歴史について

・ひらがな、カタカナの発生について

・左と右の書き順のひみつ

・永字八法について(上手に字を書く裏技!)


[授業後半(実技)]

・カレンダー作り

.半紙にさまざまな書きぶりで線を練習する。

.四つ折りにした半紙に気に入った字体を四つ練習し、相談しながら一文字を決めます。

.半紙に大きく書く練習。(それぞれの個性に合わせて指導)

.カレンダー用紙に清書。

.金粉銀粉をふり、落款を押す。名前を書いて完成。

.お互いの作品をみて、感想を発表しましょう。

お習字とは一味違った書の試みはもちろん、文字の歴史を学ぶことで得られる知識が字の上達に繋がるというお話もまた新鮮だったのではないでしょうか。

今後も書き初めとしてご家庭で毎年続けられると面白いかと思います。

今年はどんな字を選ぼうか、どんな風に書いてみようか、去年とはどのように違っているでしょうか。

書を通して自己を振り返り、今年の目標を立ててみるのも良いですね。ぜひご家族でお話してみてください。

短い時間でここまで素晴らしい字を書かれたことに驚きながらも、皆さんの日々のお習字の成果に違いないと関心しております。

子どもたちの伸びやかで屈託のない大胆さと、いともすんなりと自然の力を味方につけてしまう息遣いに、私は何度も感服してしまいます。

子どもたちにとってかけがえのないひと時になったことを願いつつ、私自身もまた子どもたちの笑顔を糧に精進して参ります。
 

最後に大阪市立磯路小学校関係者の皆さん、オーエム通商の皆さんに感謝申し上げます。